カルです。
フリマは、ラクマをメインに使ってましたが、改悪と呼べる改定がされたので、ラクマを撤退することにしました。
販売手数料が3.5%→6.0%というのは、メルカリやヤフオクの10%と比べれば低いので、まー、いいかと思ってましたが、実はそれだけではなかった。
上記のとおり、なんと最低出品価格も上がったわけです。
メルカリと違って、ラクマは「かんたんラクマパック」を利用する場合の利用可能な下限の価格が決まっているので、この改定は正直痛いです。
例えば、厚み3センチを超える商品を匿名配送しようとすると、最低でも1,610円以上にしないといけません。価値があるものならいいけど、UFOキャッチャーで取った「おもちゃ」とかそんな価格で買わないでしょう。
ちなみにメルカリでは、こういった最低出品価格は設けてません。もしも販売価格より送料の方が高くなった場合は、メルカリが負担しているようです。もちろん、この場合、売上金も0円です。あまりこれをやると警告を受けるそうです。
ユーザーとして使い勝手がいいのはメルカリ方式ですが、企業としてはラクマ方式を選択したくなるのは理解できます。
しかし、ラクマは昨年、消費税増税(8%→10%)で改定したばかりなのに、また値上げかと。
ということで、ラクマの最低出品価格の遷移を調べてみました。
配送方法 | 利用可能な商品価格 | メモ | |||
---|---|---|---|---|---|
2018-05-16 販売手数料の改定 |
2019-09-03 増税による改定 |
2020-12-23 販売手数料の改定 |
|||
ヤマト運輸 | ネコポス | 300円以上 | 300円以上 | 300円以上 | 変更なし |
宅急便コンパクト | 550円以上 | 555円以上(+5円) | 570円以上(+15円) | どんどん値上げ | |
ヤマト宅急便 | 1,555円以上 | 1,560円以上(+5円) | 1,610円以上(+50円) | どんどん値上げ | |
日本郵便 (匿名配送対応) |
ゆうパケット | 300円以上 | 300円以上 | 300円以上 | 変更なし |
ゆうパック | 1,555円以上 | 1,560円以上(+5円) | 1,610円以上(+50円) | どんどん値上げ |
なんとわずか3年間で3度も値上げしてました。なんかラクマさん終わってる気がします。
ということで、今回のラクマの改悪に伴い、メルカリにもどることにしました。
メルカリ、ラクマ、ヤフオクのメリット・デメリットがわかってきたので備忘録としてまとめてみる。
メルカリのまとめ
- ユーザー数が圧倒的に多いので反応も早く売れやすい
- 価格設定をしくると痛い(人気商品を格安で売ったり)
- 送料は基本的に出品者負担
- メルカリ便を使うと配送料は売上金から差し引かれる
- 配送は日本郵便とヤマトを利用できる
- 最低出品価格がない(販売価格より送料が上回った場合はメルカリ負担)
- 匿名配送は日本郵便とヤマトどちらも利用可能
- 日本郵便は小~中型サイズの「ゆうパケットプラス」(375円)を使える
- 販売手数料は10%(ラクマは6.0%※)※2021-01-13から
- 売上金の現金化は必ず210円かかる(以前は1万円以上は無料)
- 売上金をメルペイに移行するなら無料(しかし使えるお店が少ない)
- iPhoneならモバイルSuica経由でAmazonギフト券にできる
- 専用出品などローカルルールがある(メルカリ非推奨)
- 購入申請がない(値引き交渉した人に販売することができない)
- 値引き後の横取りはメルカリ公認(早い物勝ち)
ラクマのまとめ
- ユーザー数がメルカリと比較して少ない(忘れたころに売れる傾向)
- 価格設定をしくると痛い(人気商品を格安で売ったり)
- 送料は基本的に出品者負担
- 販売手数料が6.0%と低い(2021-01-12までは3.5%だったのに)
- 配送は日本郵便とヤマトを利用できる
- かんたんラクマパックで、配送料を売上金から差し引かれる
- ゆえに、かんたんラクマパックは、最低出品価格が設定されている
- 匿名配送は日本郵便しか利用できない(メルカリはヤマトの匿名配送も可)
⇒2021年6月16日からヤマトも匿名配送に対応しました(詳細はこちら) - そして日本郵便は、小~中型の「ゆうパケットプラス」の設定がない(メルカリ独自)
- ゆえに匿名配送で小~中型の商品は「ゆうパック」になる
- ゆえに匿名配送で小~中型の商品を売るには最低1,610円にする必要あり
- 購入申請があるので、確実に値引き交渉した人に販売することができる
- 売上金の現金化は210円かかる
- 楽天銀行への振り込みは1万円以上なら無料
- 楽天キャッシュへの移行は無料(楽天ポイントとして利用できる)
ヤフオクのまとめ
- ユーザー数はメルカリの次に多い(いつの間にか抜かれたもよう)
- 人気商品は価格をしくっても高値で売れる
- 基本的に送料は落札者負担(ここ重要!)
- 販売手数料は10%(プレミアム会員は8.64%)
- プレミアム会員は月額462円(税抜)かかる
- プレミアム会員でないとヤフオクの全機能を利用できない
- →プレミアム会員でないと下書き保存ができない
- →ゆえに、アプリで保存してPCで編集ができない
- →ゆえに、アプリだけで出品までやる必要あり
- →プレミアム会員でないと着払いを指定できない
- 配送はヤマトと日本郵便を利用可能
- 匿名配送はヤマトも日本郵便どちらも利用可能
- ヤフネコパックは、セブンイレブン発送が一番お手軽(レシートを貼るだけ)
- ヤフネコパックは、ヤマト発送は面倒(操作が多すぎる)
- 日本郵便は小~中型サイズの「ゆうパケットプラス」がない(メルカリ独自)
結論
約1年ほど、ヤフオク、メルカリ、ラクマと使ってみた結論としては、ヤフオクが一番いいですね。送料が落札者負担ということで、思いっきり安く出品することもできるし、人気商品であれば、入札されて勝手に高値になるので安心です。
先日は、20年以上も前のアナログ液晶テレビを出品したんですが、さすがにこれは売れないだろうと思ったらあっけなく落札されたりして、さすが利用者が多いヤフオクって感じ。
ただし、プレミアム会員にならないと不便なところがある。
大型商品の着払いを使いたくて、プレミアム会員に加入してみましたが、先に挙げた機能(特に下書き保存)がとても使いやすかった。とはいえ、月額508円(税込)の固定費がかかるわけで、月に1つ位しか出品しない自分には高すぎるかなー。
ワイモバイルに加入すれば、プレミアム会費は回避できるけど、ワイモバイル自体が高いし。(現在、Mineoのデータプラン3GBなので月1,100円)
追記
その後、PayPayフリマもやってみました。
ラクマの販売手数料の値上げ(3.5%→6%)に対して、PayPayフリマは値下げ(10%→5%)してきたので、お試しにやってみるかと。
またあとでまとめたいと思うけど、率直な感想としては、悪くないです。
ラクマより売れるし、手数料も安いし。ヤフオクをやってると、売上管理とか共通になり、管理しやすいです。ヤフオクと同様にPayPay銀行(旧ジャパンネット銀行)に手数料を取られずに振り込むことができる。
もはや、ラクマはオワコン決定ですね。