悩んだときが買い時!~物欲の記録~

買ったモノの記録です。基本的に悩んだら買うので、何をいつ、どこで買ったのかを記録しています。

NEC Aterm WG2600HP4 ×2台でメッシュ中継

カルです。

最近、iPhoneXのWi-Fi(11n /5GHz)通信が異常に遅いので、10年使用した無線ルーターWR9500N)を買い替えました。その備忘録です。


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  • Before:NEC Aterm PA-WR9500N-HP/E(親+子セット)... Max. 450Mbps / 10台
    ↓↓↓
  • After:NEC Aterm WG2600HP4(2台)... Max. 1733 Mbps / 18台

NEC Aterm WG2600HP4を選択した理由

NEC Aterm WG2600HP4の条件です。

  • メーカーはNEC
  • メッシュ中継機能

昔、NETGEARの無線ルーターで、3年間で2回も故障する経験をしたので、それ以来NEC Atermを使い続けています。NECWR9500Nは、故障知らずで10年間も動いてくれました。

「メッシュ中継機能」は、ブリッジモードで使う分にはいらないかなと思いましたが、将来ドコモ光にした時に、親機の負担を軽減できるかと。(実際の感想を後述)

この2つの条件だけで、WG2600HP4WG1200HP4の2択になりました。Wi-Fi 6対応のWX6000HPWX3000HPは、2021年4月現在、メッシュ中継機能が付いてません。

んで、WG2600HP4WG1200HP4の価格差は、4,000円ほどなので、この際、Wi-Fi 5の上位機種がいいかなと。また10年使うかもしれないし。

我が家の無線構成

我が家では、auひかりを利用しているため、ホームゲートウェイルーターとして、Aterm BL900HWをレンタルしています。なんで、無線ルーターは、ブリッジモード(アクセスポイント)として使用します。

▼これまでの構成

Before:[auひかり]-[ONU]-[BL900HW]-【ブリッジ】-[WR9500N(#1)]-【中継】-[WR9500N(#2)]

これまでは2台のWR9500Nを中継モードとして繋げてました。

▼これからの構成

After:[auひかり]-[ONU]-[BL900HW]-【ブリッジ】-[WG2600HP4(#1)]-【メッシュ中継】-[WG2600HP4(#2)]

今度は、2台のWG2600HP4をメッシュ中継モードで繋げるようになります。
たったこれだけなんですが、結構苦労がありました。

以下、ポイントを記しておきます。

WG2600HP4の親機はWANポートに接続する

ホームゲートウェイBL900HW]と接続するのは[WG2600HP4(#1)]のWANポートです。LANポートでも動作しますが、NEC Atermシリーズ用の「スマートリモコン」アプリで検出できないことがありました。

WG2600HP4の子機はWANポートに接続してはいけない

WG2600HP4のWANポートは、中継機/子機として使用する場合はLANポートとして使えるけど、メッシュ中継機として使用する時にWANポートを使うと、メッシュ中継機として認識されなくなります。ここ、ちょっと取扱説明書がわかりにくい。

親機・中継機のIPアドレスが動的IPになった

WR9500Nの時は、ブリッジモードで設置しても、下記のように固定IPが割り当てられてました。よって、ブラウザで「クイック設定Web」を開くのも簡単でした。

  • WR9500N親機:192.168.0.211(固定)
  • WR9500N子機:192.168.0.245(固定)

ところが、WG2600HP4をブリッジモードで設置すると、動的IPを使うように仕様変更されたので、ブラウザで狙い撃ちすることができなくなりました。

したがってWG2600HP4で「クイック設定Web」を開きたいときは、都度、「スマートリモコン」アプリや「Aterm検索ツール」を使う必要があり、利便性が悪くなりました。

ちなみに、うちの環境では、親機は「192.168.0.3」、子機は「192.168.0.5」が割り当てられてました。

WG2600HP4(DHCPクライアント無効)を固定IPにしたら調子悪くなった

動的IPだと利便性が悪いので、WG2600HP4のDHCPクライアントを無効にして、IPを固定で指定してみました。親機「192.168.0.211」、子機に「192.168.0.245」に。

子機の方は問題なく固定IPになったのですが、親機の方はなぜか、それ以降「クイック設定Web」でパスワード認証が通らなくなる怪現象に。

こちらは、原因がわからず、最終手段として本体を初期化しました。

BL900HW(DHCP固定割当設定)を固定IPにしても反映されない

WG2600HP4の固定IPがどうにも信頼できないので、BL900HW(DHCP固定割当設定)で固定IP(MACアドレス)を指定してみました。こちらも、親機を「192.168.0.211」、子機を「192.168.0.245」に設定してみるが、まったくIPが割り当てられない。

原因は、BL900HWのDHCP機能は、最大64個しか割り当てができないという制限がありました。つまり、割り当て開始IPアドレスが「192.168.0.1」の場合、「192.168.0.2~64」の範囲でIPを指定する必要がある。ということで、下記のIPを割り当てることで無事に固定IPになりました。

  • 親機:192.168.0.63
  • 子機:192.168.0.64

QRコードWi-Fi接続をするにはネットワーク接続が必要

今回はじめて、QRコードによるWi-Fi接続をやってみましたが、1つ注意点があります。それは、プロファイルをダウンロードしてくるため、ネットワーク接続が必須になることです。

iPadなどWi-Fiモデルだと、Wi-Fi以外の通信手段がない場合は、QRコードを読み込んでもプロファイルをダウンロードできずに失敗します。別のWi-Fiに接続してるならいいけど、あまりそういうケースはないと思う。この場合、旧来のSSIDを見つけて、暗号化キーを入れる方法で繋ぐ必要あり。

ちなみに、我がiPhoneの場合、「Wi-Fiオフ=ドコモのモバイルネットワーク」なので、プロファイルをダウンロードしましたが、今月からドコモの「ギガプラン上限設定オプション」を利用してるので、このデータ浪費は痛かったです。Wi-Fi機器の更新で、約300MBも浪費してしまった。

www.nttdocomo.co.jp

 

追記:Wi-Fi接続エラー(2023-06-13)

最近、Fire TV StickやSwitchの接続エラーが出ると思ったら、Wi-Fi接続台数の上限に達していたようです。Aterm WG2600HP4は、最大18台ですが、確認したら20台Wi-Fi機器を接続してました。

有線LANポートを備えている機器を有線化することで17台になるけど、今後さらにWi-Fi機器が増えたらアウトですね。

メッシュ中継をやめて子機として接続すれば、最大36台で利用できるので、こちらにしようか。メッシュ中継の感想を下記に述べます。

メッシュ中継の感想

メッシュ中継機能を利用した感想です。

  • SSIDが1台なので接続に迷わない
    通常の中継/子機接続だと、個別にSSIDがあるので、どちらに接続するのか判断する必要があるが、メッシュ中継だとSSIDが1つしかないので迷わない(いちど接続してしまえば、次から自動接続で手間はないが)
  • メッシュ機器が近いと意味がない
    うちの環境では、親機と子機の距離が4~5メートルしかないで、ぜんぜん切り替わらない。Wi-FiをOff→Onにした時に近い方に繋がるけど、リビング→書斎に移動しただけだと、まったく切り替わらない。(次の問題に繋がる)
  • Wi-Fiルーターを再起動するといっぽうに片寄る
    親子同時に再起動できないので、親子を順次再起動するたびにいっぽうにWi-Fi接続が集中します。これにより、リビングのFire TVが書斎のルーターに接続され、Fire TVを再起動しない限り、書斎のルーターを使用してしまう。
  • 最大接続数が半減する
    WG2600HP4の場合、最大接続台数は18台なので、通常の中継/子機接続であれば、2台で36台まで接続できます。しかしメッシュ中継を使うことで、半分の18台になってしまうのです。親機のクローンなので当然なのですが。(最近のAtermは36台に増えてたりする)
  • 見えて安心ネットが別管理
    AtermにはWi-Fi接続機器を管理するツール「見えて安心ネット」がありますが、メッシュ中継を利用していても、親と子でそれぞれで確認する必要があります。メッシュ中継機能を使っている時は、親の「見えて安心ネット」で子の情報も確認できるようにしてほしいところ。

ということで、我が家の環境ではメッシュ中継のメリットより、デメリットの方が気になる結果に。最大18台というのが一番のデメリット。Wi-Fi6E対応のルーター(36台)に買い替えたいけど、まだ2年しか使ってないので、まずはメッシュ中継をやめようと思う。

追記の追記(2023-07-12)

「メッシュ中継」をやめて、通常の「中継/子機」にすれば、最大接続台数を増やせるか、調べても答えが見つからなかったので、NECのサポートに確認をしてみました。

結論としては、通常の「中継/子機モード」であっても、親機側の接続台数に依存してしまうとのこと。つまり親機の接続台数(18台)に依存する。

  • HGW→(ブリッジ)→WG2600HP4→(メッシュ中継)→WG2600HP4:最大18台
  • HGW→(ブリッジ)→WG2600HP4→(中継/子機)→WG2600HP4:最大18台
  • HGW→(ブリッジ)→WG2600HP4(リビング):18台
      └ (ブリッジ)→WG2600HP4(書斎):18台

現在の機器(WG2600HP4×2台)で接続台数を増やすには、ブリッジ×2台にするしかありませんが、これをやるには、リビングから書斎までケーブルを通す必要があり。書斎までケーブルを通すのであれば、Wi-Fiである必要もないんだな、これが。

ということで、そろそろ手ごろな価格になってきた、Wi-Fi 6ルータへの買い替えを検討中。

 

NEC 無線ルーター PA-WG2600HP4 Aterm [ac]

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