カルです。
20年前のフィリップスのオイルヒーター(HD3488)がいまだ現役なので、
買い替えるか悩んでいましたが、やっぱり買い替えました。
Pro Breeze 次世代オイルフリーヒーター1200W
▲購入したのは、Pro Breeze 次世代オイルフリーヒーター1200W
選定理由
選定理由は、価格とデザイン。
価格は、Amazonで、8,600円(税・送料込・1,000円クーポン)でした。オイルレスヒーターとしては、破格の値段です。Pro Breezeは、英国のメーカーらしいけど、なぜこんなに安いのか。デロンギのマルチダイナミックヒーターは5~6万円はする。シロカの遠赤軽量ヒーター かるポカも気になったのですが、倍の価格。
デザインは、メカメカしい感じで、ガンダム世代にグッときます。
悩んだ理由は、Amazonレビューが賛否両論なこと。キャスターがすぐに壊れる、カンカンと異音がする、異臭や温まらないなど。価格が安いし、いざとなれば、Amazonに返品すればいいし。
良いところ
買って正解でした。オイルヒーターの代替として十分使える。
- 立ち上がりが速い(電源ONから5分ほどで実用的な熱さになる)
ちなみに、オイルヒーターは20分以上かかる。 - 温かさはオイルヒーター1300Wと同等
- 軽くて移動や収納が楽ちん(キャスターなしでも持ち運びOK)
- 出力切替時に小さい音がする(むしろ出力が切り替わった目安になって便利)
⇒1ヶ月ほど経ったら、外で雨が降り出したと思ったら、こいつからコンコンと音がしてました。当初は静かだったのに残念
気になったところ
ソフトウェア的な指摘が多い。
- 冷めるのが速い(電源OFFから5分ほどで冷たくなる)
ちなみに、オイルヒーターは15分ほどは温かさが続く。 - 電源ONのたびにECOモードの温度が23度にリセットされる(いつも17度に設定するので、地味に面倒)
- 横置きするとディスプレイがまったく見えない(上部にほしい)
- 操作系は難あり↓
- 手動⇔ECOモードの切り替えは[MODE]を何度か押す必要がある
- 手動モードの出力切り替えも[MODE]を何度か押す必要がある
- 温度変更は[サーモスタットボタン]→[+]or[-]の2ステップが必要
- 背面の製品ラベルが斜め
- 幅がかさばる
ビフォアー:フィリップス・オイルヒーター(HD3488)
▲2000年製の製品ですが、いまだ錆ひとつなく現役です。さすが日本製。
オイルヒーターだけで部屋を暖めると、電気代がやばく、ブレーカーも落ちるので、エアコンで部屋全体を温めてから、エコモード(最大800W)を使ってました。
最近は、パネルヒーターも設置したので、出番がほとんどなくなってました。
アフター:Pro Breeze オイルフリー ラジエーター(HB-H13)
▲モダンなデザインがいい感じ。
電源ONから5分程度で熱々になるので、頻繁にON/OFFするようになりました。
オイルヒーターは電源ONから20分ほど待たないと熱々にならないので、長時間部屋を暖めたい時しか使わなくなってました。
サイズの比較
▲サイズの比較です。薄くワイドになりました。
- フィリップス:53(幅)×26(奥行)×65(高) cm
- Pro Breeze:64.5(幅)×21(奥行)×58.8(高) cm
重量の差がすごい
重量の比較です。オイルヒーターの半分の重さになりました。
- フィリップス:17kg
- Pro Breeze:8.7kg
シーズン中は、ほとんど動かすことはないので、重量が気になることもなかったのですが、オフシーズンの時に、箱に戻す作業で大違い。特に、フィリップスは、背面側に手をかける場所がないので余計にきつかった。
二重梱包
▲箱の中に箱が入っているという、珍しい梱包パターンです。
外箱の名称は、オイルフリー ラジエーター(PB-H13)になってました。
表と裏で英語と日本語表記されているのでわかりやすい。
細かいところは微妙
▲細かい造りは、あまりいいとはいえず。
- もちろん中国製
- スタンドにバリが残っている
- スタンドの固定がネジ(オフシーズン時に収納するので蝶ネジにしてほしい)
- 背面ラベルが斜めに張り付けられている
- キャスターの軸は金属製
消費電力
▲各運転モードの消費電力をワットモニターで計測してみた
- LOW:512W
- MID:710W
- HIGH:1150W
表面温度
▲各運転モードの表面温度を放射温度計で計測してみた
うまく計測できる面がなくて、どの運転モードで計測しても、60~75度でした。
内部の温度は、余裕で100度を超えていたので、オイルヒーターの1300W並の能力があります。
側面の温度は60~70度ほど。いきなり火傷をすることはないかもしれないけど、オイルヒーターと違って、面で接触するので、注意をした方がよいですね。
洋間6畳:30分で3.5度UP
今朝、洋間6畳(軽量鉄骨)の室温が16.5度だったので、実際に試してみました。
結果は、電源ONから30分後に、16.5度→20.0度になりました。
オイルヒーターだと、まずオイルが温まるのに20分かかるので、段違いの速さです。
結論としては、8,600円の商品としては、十分に満足いくものでした。
2023年2月追記
新型が発売したようです。幅がスリムになっています。
ただ、500W→700W→1200Wの3段階から、800W→1200Wの2段階になったようです。弱で800Wというのは、高すぎな気がしますね。電気代が怖い。